いつも通りの生活をする中で「急に体の一部が麻痺する」「突然言葉が出ない」状況となり、これまでの生活が一変してしまった時、、
ご本人の戸惑いはもちろん、近くにいらっしゃるご家族もまさかという思い、どうしようもない不安、さまざまな感情が交差したでしょう。
そして、どのように対処すればよいのか不安になったことでしょう。
脳卒中は、脳血管がつまったり破裂し、血流が途切れてしまう病気で、突然の発症であることは多く知られています。脳卒中になると、自分自身がどう変わってしまったのか?
何ができて、何ができなくなってしまったのか?
自分の身体で、やれること・やれないことを具体的に突きつけられる状況にご本人はもちろん、ご家族もなんとかしたい!という想いと同時に、何をどうしたらいいのか?
体のこと、これからの生活のこと、介護のこと、治療費のこと、たくさんのことが頭をよぎり、途方に暮れたのではないでしょうか。
そんな状況の中、「いつ元の生活に戻れるのだろう?」「もっと良くなるんじゃないか?」「趣味だった旅行には行けないのだろうか?」「病院でのリハビリ期間は終了してしまったけど、これからどうしたらいいのだろう?」
突然の病気の発症の中、不安の渦中にいる脳卒中の患者さんやご家族の方から、「どこに相談したら良いかわからない」そんな声が多く聞かれます。
諦める必要はありません!
松栄式「脳卒中リハビリ講座」で人生の希望を取り戻していただけます。
患者さんの体、そして、心を支えるのは、やはりご家族や周囲の方々の力が大きいのです。
一口に脳卒中と言っても、それぞれの症状や回復の過程は患者さんにより異なります。
だからこそ、一人ひとりの状況に合わせた回復方法をご家族や近しい方が学ぶことで、生活を取り戻すことが可能になります!
脳卒中のリハビリは毎日必要です。その際の家族のサポートは絶大なるものです。
今回お知らせしている松栄式脳卒中リハビリ講座の内容は、脳卒中に特化したリハビリ方法ではありますが、実は、脳卒中にかかられてないご家族もご本人と一緒に毎日、サポートしながら行っていく事で、現代人が抱えているちょっとした不調、例えば、40・50代の方なら、肩こり、腰痛など、10代のお子さんでしたらスポーツでの後遺症や捻挫の後の痛みなど、70代のご両親なら膝の痛み、、等々が改善していきます。
今回は松栄先生のメソッドである「VIM理論」という考え方をもとにしたリハビリ方法をお伝えしていきますが、「人間の体が良くなっていく」根本の考え方はどの方にも共通するものなのです。
脳卒中になられた患者さんのリハビリをご家族が一緒にサポートしながら行うことで、 ご家族の不調もどんどん改善していく。
「病気をきっかけにして、家族みんなが健康になっていく」まさに一石三鳥の方法が【松栄式】脳卒中リハビリ講座なのです。
緊急手術から4年半が経過し、病院もリハビリ施設からも見放されていたのが、わずか8ヶ月で劇的な回復。
脳出血による右半身片麻痺。リハビリを繰り返すも症状はどんどん悪化。どの関節を動かす際にも激痛が走り、寝返りも打てずに、生活全般に介護が必要な状況。
松栄先生と出会われた時には、緊急手術から4年半が経過していました。
松栄先生の施術と、自力リハビリがスタート。体に少し触れるだけでも痛みがあり、体を動かすことが苦痛だった状態から、8ヶ月。
家の中の歩行ができるようになり、デパートに外出もできるようになりました。
そして、なんと、車の運転もできるようになり、奥様と「車の購入」や「旅行」の計画を立てたりと希望のある人生を完全に取り戻されました。
病院を退院してすぐ松栄先生の施術に通い始めました。
病院でのリハビリで麻痺をしている手足を動かすのは、痛いというよりも「辛かった」です。
松栄先生のリハビリではまず「動く方の手足」から動かしていくことに驚きました。
今では仕事にも復帰し、パートナーの支えもあり、毎日外出できるようになりました。
今年は、1人旅行にも挑戦します。
講師である松栄先生は、2023年12月のある日、突然倒れ、手足の自由を奪われました。異変にすぐ気づいた先生は、救急車で入院。
その時点ではCTで血腫がみつからないほどでしたが、入院中に2回めの脳卒中を経験。
その際は、CTやMRIで広範囲の血腫が認められ、ベッド上安静の指示が出ました。
この時点でブルンストロームステージが上肢Ⅲ、下肢Ⅲ、手指Ⅳ。また、手指や足先の感覚障害もあり、失語症や失行もありました。
院内でのリハビリも開始されましたが、「病院では治せない」「自分で治すしかない」この一心で、ご自分で独自のメソッドを用い、体の機能改善を行い、発症後3週間で、なんと仕事に復帰されました!
いま現在、手足の運動麻痺は残っておらず、感覚障害も回復されています。
その実体験から、一刻も早く、神経と筋肉の回路を繋げるメソッドである「マツエセラピー脳卒中メソッド」を開始することが必要だと確信され、今回、脳卒中にかかられた方に、少しでも早く、治療家と患者の両方の視点から、この内容をお届けしたいと考えています。
松栄 勲
マツエセラピー 開発者
一般社団法人国際治療リハビリテーション研究所 代表理事
金沢大学院医学系研究科医科学専攻修士課程修了
2019年 春秋社「すごい体操『VIM』: 痛み・不調がなくなるマツエ式㊙メソッド」を出版。
患部の痛みや機能障害を反対側(健側)から改善させる「VIM理論」の創始者。
世界を巡り修練と手技療法研究を重ね、「マツエセラピー」を確立。
スポーツトレーナーとしての実績は幅広く、サッカー・ゴルフ・野球などのプロスポーツをはじめ、オリンピックを頂点としたアマチュア競技選手のコンディショニングやトレーニングを数多く手がけ、絶大なる信頼を得ている。
「もう一度、人生をいただきました」と涙する女性。
「働けるようになりたかった」とリハビリに懸命に取り組んで、仕事に復帰した男性。
その人たちの涙でくしゃくしゃになった顔をみる度に、私たちの使命感はますます大きくなり、「国際治療リハビリテーション研究所」「トップアスリーツ&トレーナーズ協会」の立ち上げを決意。
現在も、私たちと同じ信念と希望を抱いている数多くの施術家・トレーナーの育成も行なっている。
現在就労継続支援B型事業所で、障がいのある方に対して自立に向けた トレーニングの一環として、「VIM理論」をセルフケアに落とし込んだ『VIM体操』の指導も行なっている。
林 優希乃
高松南整形外科スポーツクリニック
国際治療リハビリテーション研究所
主任トレーナー・本部認定施術師・VIM理論指導者
資格
ICR Labゴールドマスター
介護福祉士
理学療法士
スケートボード赤間凛音選手を骨盤骨折から、たった3ヶ月で復活させ大会準優勝へ牽引。
怪我から、10ヶ月後にはパリオリンピック出場権を獲得させ、世界ランク2位まで引き上げた実績を持つトレーナー。
【初級講座(第1回から第3回)を受講することで得られること】
脳卒中の初期症状、病院での初期対応内容はどのようなものであるか、など脳卒中について基礎知識と、日常生活上での配慮やサポートの具体的な方法、初期段階でアプローチしておくべき重要なポイントについて詳しく説明します。
また、VIM理論を用いた体操にて、全身管理と関節可動域の改善ができるようになります。
【中級講座(第3回から第6回)を受講することで得られること】
初級の内容に加えて、神経・腱へのアプローチも行い、拘縮(関節が固くなり、動きが悪い状態)改善・運動感覚を取り戻すアプローチを学びます。
初級から中級を通して学ぶことで、知識を深めるだけでなく、麻痺をお持ちのご家族などをご自宅で効果的なリハビリを実施できるようになります。
※講座は専門的な知識がない方でも安心して受けられます。
※また、講座内容の質問も可能ですので、気になる点があればお問い合わせメールアドレスからお尋ねください。
第1回 2025年4月12日(土)13:00〜17:00
1)脳卒中総論
脳卒中患者のおかれた現状
病院での一般的な治療およびリハビリテーションについて
今後の取り組み方について
2)VIM療法について
VIM療法とは?
健側とは?患側とは?
意図的抑制とは?
対象筋弛緩法とは?
VIM療法のデモンストレーション
VIM療法の実技
第2回 2025年5月3日(土)13:00〜17:00
1)VIM体操の理論
2)VIM体操の実際①
基本のVIM体操
部位別VIM体操①(肩・腰・股関節・膝・背中)
3)タッピングのテクニック
タッピングとは?
タッピングの実技
第3回 2025年6月7日(土)13:00〜17:00
1) VIM体操の実際②
部位別VIM体操①(肩・腰・股関節・膝・背中)
2) VIM体操とタッチング
タッチングとは?
3) タッピングの理論と実践
① タッピングの理論
② タッピングの実践
・上腕二頭筋の腱
・上腕筋の腱
・アキレス腱の筋腱移行部
第4回 2025年7月5日(土)13:00〜17:00
(第4回目より中級講座)
1) 神経ダイナミクス法の理論
神経ダイナミクス法とは?
中枢神経とは?末梢神経とは?
各末梢神経の支配領域と役割(腕神経叢・坐骨神経・大腿神経・仙骨神経・腰神経)
2) 神経ダイナミクス法の実践
各神経の拘縮箇所と取り方(腕神経叢・坐骨神経・大腿神経・仙骨神経・腰神経)
第5回 2025年8月2日(土)13:00〜17:00
1) 筋機能調整法の理論
相反抑制とは?
自原性抑制とは?
2) 筋機能調整法の実際
① 下肢の伸展動作
② 上肢の屈曲動作
③ 下肢の屈曲動作
④ 上肢の伸展動作
⑤ 足関節の底背屈
⑥ 手関節の掌背屈
⑦ 足関節の回内・回外
⑧ 手関節の撓屈・尺屈
3) 体幹筋調整法の理論
安定化機構とは?
4) 体幹筋調整法の実際
① 多裂筋
② 内腹斜筋
③ 腹横筋
④ ハムストリングス
⑤ 腸腰筋
第6回 2025年9月6日(土)13:00〜17:00
1. 脳卒中患者への対応の仕方
1)倒れてから1週間以内
2)1か月以内
3)3か月以内
4)6か月から1年
5)1年以上
2. 患者が自分でできること
1)VIM体操
① 全身
② 部分的なこと
3. 施術者ができること
1)VIM療法の役立て方
2)対象筋弛緩法の役立て方
3)タッチング(タッピング)の役立て方
4)神経ダイナミクス法の役立て方
5)筋機能調整法の役立て方
6)体幹筋調整法の役立て方
4.総論(まとめ)
[募集人数]
10名
[開催日時]
2025年4月12日(土)、5月3日(土)、6月7日(土)、7月5日(土)、
8月2日(土)、9月6日(土)
各日ともに 13時から17時
*終了時間は多少前後する場合があります。余裕を持ってご参加ください。
*参加できない日がある場合は、後日、録画をお送りします。
また、次回開催時に、欠席回の振替参加が可能です。
[開催場所]
東京都品川区
場所の詳細はお申し込み完了された方にお送りいたします。
[金額]
◎一括払いの場合
*初級 165.000円
*初級〜中級 330.000円
◎分割払いの場合
*初級 3回払い 55.000円×3回
*初級~中級 6回払い 55.000円×6回
[決済方法]
銀行振り込み(分割可能)、クレジットカード
[この資格講座の対象者]
特別な資格がなくても、脳卒中後遺症の改善に取り組まれたい方でしたらどなたでもご参加いただけます。
[申し込み期限]
2025年4月7日(日)23時59分
[お問い合わせ]
stroke@icrlab.net 担当:町田
今回、講師自ら、脳梗塞を経験し、経験したからこそわかるこの効果的な治療法を多くの方に学んでいただき、実践し、後遺症を改善していただきたいという想いで講座を開講します。
病院で「これ以上良くならない、付き合っていくしかないですよ、、、」
「これでリハビリ期間は終了です」と言われた方も諦める必要はありません。
個々に違う脳卒中後遺症の状況に合わせて、一番近くにいらっしゃるご家族が改善させることができるのです。専門的な知識がなくても心配はいりません。
あなたがご家族の脳卒中後遺症を良くしたい!という意欲さえあれば、ご家族を改善に導くことができます。
【VIM療法とは?】
体を、「痛みが弱い方・動かしやすい方」(健側)「痛みが強い方・動かしにくい方」(患側)に分けて、健側を動かし、意図的にリラックス(意図的抑制)することで治療を行う、松栄先生が考案した治療法。
VIM療法は「健側」に働きかけることで、「患側」の硬結をとり、痛みをとり、可動域を広げることができ、また血流を促進し、麻痺などの回復を早めることができる方法です。
【VIM体操とは?】
VIM体操とは、VIM療法を自分自身で行うことができる画期的な方法。 やり方としてはストレッチやヨガといった方法と似ているが、根本的に違っているところは、 健側と患側に分けて行うことである。
また、体をつなげるということに重きを置いているため、個人の快感覚に従うことになる。 つまり意図的抑制を個人の感覚、重力などに任せて行うのである。 足首、手首、首などから全身をつなげることもあるし、体幹部から全身の細部につなげることもある。
【タッチングとは?】
タッチングとは、柔らかく皮膚にタッチし、関節を効果的に動かすテクニックのことである。 それによって筋肉や腱、靭帯などに存在する硬結をとり、関節の可動域を広げることができる。 タッチングはそれ独自で行うこともできるし、VIM療法と組み合わせても使うことができる。 特に麻痺がある側で関節の拘縮がある場合には有効であり、一つひとつの硬結をとる際に多用される。
【対象筋弛緩法とは?】
対象筋弛緩法とは、筋肉の起始と停止を近づけて、重力を利用しながら緩める方法である。 大きく表面にある僧帽筋や広背筋や大腿四頭筋などには特に有効であり、即効性のあるテクニックである。 さらに鍵盤筋などの細かい筋肉には対象筋弛緩法を用いながらタッチングやタッピングを行うことも有用である。
【神経ダイナミクスとは?】
神経ダイナミクス法とは、神経の絞扼されている箇所を解放させることで、神経のつながりをよくするテクニックのことである。神経は中枢神経と抹消神経に分かれているが、麻痺の原因は両方に起こっていると考えられる。 神経ダイナミクス法とは、抹消神経の働きをよくすることで、中枢神経にも働きかけるとともに、抹消神経の支配している箇所の動きを改善させようとするものである。
【筋機能調整法とは?】
筋機能調整法とは、相反抑制や自原性抑制といった抑制系のテクニックを用いて、筋肉を弛緩させようというものである。 たとえば、大腿四頭筋とハムストリングスは拮抗筋であるが、大腿四頭筋を収縮させた際には自現性抑制が大腿四頭筋にはかかり、相反抑制がハムストリングスにはかかる。それを大腿四頭筋とハムストリングスの交互に行うことで、双方の抑制つまり緩むということにつながるのである。
【体幹筋調整法とは?】
体幹筋調整法とは、文字どおり体幹筋にアプローチするテクニックであるが、ここでいう体幹筋とは安定化機構のことを指す。安定化機構とは、内腹斜筋の中部・下部、腹横筋の下部、多裂筋の腰椎3番以下等のことをいうが、ここにアプローチすることで、肩や股間節、膝などの改善につながるのである。 麻痺がある場合などは、その部分から取り組むことで、正しい動きづくりができるようになる。